泣いて笑って夢見る明日

嵐、宇宙Six、A.B.C-Zを中心としたJ事務所のコンサート、舞台活動のレポとオタ活情報

最恐の人間と妖怪の最高のタッグ ~宇宙Sixスクアッド レポ

待ちに待った宇宙Sixのグループとしての初舞台。そして事務所としては初の試みとなるグループでの客演舞台を見に行ってきました。

気持ちが冷めやらぬうちにレポに残したいと思います。

参加したのは3月28日夜、3月29日昼夜、3月30日昼の計4公演。

東京大阪合わせて計14公演の最初の4公演だけを一気に見るという、スタートダッシュパターンでした。

 全体の感想

宇宙Sixにこんなに良くしてくれていいんですか?!どこにお金払えばいいですか?!(すぐお金払いたくなるオタク)

 

今回は30-DELUXの清水さんが「次世代の若者たちのために」キーワードにした舞台なので、メイン出演者は全員20代(江田さんだけ30代)。そこにベテランの4人が入ってしっかりサポートするという構成でした。

 

ただでさえ「この舞台をターニングポイントにしたい」と息巻く宇宙Sixのメンバーだけでアッチッチなのに、30-DELUXのメンバーも負けず劣らず熱い!舞台上に若さと夢とパワーがあふれかえっててもう目で見えちゃうんじゃないかなって思いました。

今までそれなりに舞台は回数見てきたけど、こんなに思いがこもっている舞台は初めて見ました。全員が全力で舞台にかけている、そんな気迫がガンガン伝わってきます。

 

 そしてストーリーが良い!すごーく簡単にいうと「敵対していた若者たちが、大人たちのサポートや本人の努力により歩みより、それぞれの悩み葛藤を抱えながらも協力して日本を救う」という話です。

 

 ほら、みんな好きでしょう?こうゆう話。

少年たち好きな人はなんか聞いたことあるでしょ?

え?応援屋が好き?抱き合いましょう!そして見に行きましょう!

大丈夫、プロデューサーみたいに狂った大人出てこない。スクアッドに出てくる大人みんな優しい。もうお父さんとお母さんとお父さんとお父さん。大家族の温かみ。

 

 場面展開も早くてぜんっぜん飽きない。そしてかなり笑える。

目黒君が毎回お客さんを野菜に例えるところ大好きです。前列端から「人参、人参、人参、江田担、人参、人参」。お客さん人参かい!っていうね。

ほんと目黒君は度胸があってのびのびと演技するよね。目黒君が登場すると場内の雰囲気がホンワカするのすごい好き。

 

 滝沢歌舞伎が好きなあなた、安心してください。これでもかというくらい殺陣とアクションがあります。若い男子の腹筋太鼓こそありませんが、30-DELUXメンバーの殺陣やアクションは一見の価値ありですよ。殺陣で「剣先の軌道が残像になって美しい」と思ったのは初めてでした。SEIMEI(羽生君)のブレードさばきか30-DELUX清水さんかって感じです。

 

 SHOCKが好きなあなた、安心してください。迫力のある群舞があります。

一応お伝えしますがスクアッドはミュージカルじゃないんですよ。ストレートプレイなんです。なのになぜ群舞があるのか?それは一重に清水さんの「宇宙Sixのコンサートを3回観に行っていて、是非とも歌って欲しいと思った」という優しさであり、宇宙Sixのアイドルとしての部分を尊重して次の機会につなげようとしてくれたからです。

殺陣とダンスが融合する出演者全員のOPとレビューは大迫力です。

 

 あらすじ

以下公式HPより抜粋

刑事の余怒峰怒(よどみねいかり)は、署内でも一二を争う検挙率を誇る、敏腕刑事だった。
ある通り魔事件を追っていた余怒峰は、犯行現場で1人の容疑者を確保する。
その事をきっかけに、余怒峰は警視庁内の聞き慣れない課からスカウトを受ける。
その課とは、警視庁Q課。
国内で起る特殊事件を扱う組織。その特殊な事案とは、妖怪やモンスターによる事件であった…。
昔話や伝説などで語られてきた妖怪やモンスター達は実在した。
ある者はひっそりを身を隠しながら生き、ある者は共存し、ある者は敵対し、この世界で生きていると言うのだ。
にわかに信じられない余怒峰は、人間の刑事達とモンスターで結成されたチーム「スクアッド」に加入させられる。
そして下された命令は、日本に災いを起こすと言われる妖怪“ぬらりひょん”の復活を阻止せよという内容だった。
こうしてデコボコチームの戦いの幕が切って落された。

 

正直このあらすじだけだと私はあまり想像つきませんでした。実際見ると難しいことなくスッとストーリが入ってきます。

 

半分当て書きの脚本 & 素晴らしいバディ達

チームスクアッドの大きな特徴の一つとして「一年近く前からワークショップを行い、カンパニーの絆を深めていた」ということがあります。

今回米山さんが書きおろした脚本には、そんな稽古期間を通じて知ったメンバーの個性が上手に取り入れられています。

例えば、「誰を余怒峰(主役)にしようかと話していたときに、この人のまっすぐなところが合うんじゃないかと思いました。」と選ばれたのが松本幸大くんです。

山本くん演じる反町(そりまち)はもともと寡黙なキャラクターでしたが、可愛さのあるシーンが追加されました。

江田さん演じるビクターがあるきっかけでスキップをするのもそうかな?と予想。

そのため、役柄と本人の個性特徴の親和性が高く入り込みやすい。また、好きなキャラクターができる→その役者さんも好きになるという流れができているので今後の事も考えられているのではと思っています。

清水さんの親心はどこまで深いのか…。

 

また、宇宙Sixのメンバーと30-DELUXのメンバーでバディを作って、物語の中でペアで戦わせたり、グッズのデザインを二人で考えたりしています。

バディが聞きなれないそこのあなた。バディとはつまりシンメみたいなものです。お前がおれでおれがお前でっていうジャニオタ大好きなやつです(厳密にいうと違いますが概念ってことで)。

このバディがまた良いんですよ!

私はビクター(江田)×一神寺(竹之内)コンビがすこぶる好きでして。一見、一神寺がビクターを懐柔してるように見えて、実は面倒見の良いビクターが一神寺に付き合ってあげているのがたまらないです。一神寺が人造人間であるはずのビクターに仲間を思う気持ちや誠意を教わって変わっていくんですよね~。はあ~。いい。

これから行くかたはぜひお気に入りバディを見つけてくださいね。

 

OPでチケット代の元が取れる

何度も言いますがストレートプレイです。なのにオープニングテーマがあります。

レンジャーもののオープニングを想像してほしいのですが、1サビが流れてレンジャーがバーンと登場してタイトルバック。AメロBメロで赤レンジャー(必殺技!)、黄レンジャー(必殺ポーズ!)、みたいに流れていき2サビで全員揃って敵を倒す。アウトロの最後に全員でポーズ。っていうのをを実写、ていうか生!目の前!でやるんですよ!(語彙力の限界)

 

初めて見たときは目を疑いました。尋常じゃないアクションを目の前でしてるけど、かかっている曲はアニソン風だし、歌声は影山ヒロノブ風だし、なにこれ?でも超かっこいい!!!キター!!踊り!!宇宙が踊って、DELUXが刀を振る!やっばい迫力すっごい!もうありがとうございました!!(はいチケ代の元取れた)

あとやたらデフォルメしたA1ピクチャー風の絵が後ろの画面にドーンとなります。グッズにも無かった急なジャニーズの2次元化。目が足りない。整形手術が必要。

 

こんなに贅沢で良いんですかレビューショー

カーテンコールの後にレビューショーがあるのは事前に知らされているので、いそいそとペンライトを用意するオタクたち。初日はキンブレが多かったですが、30-DELUXのメンバーもメンバーカラーがあるようで区別がつきにくいのか、宇宙ファンは先輩ペンラにシフトチェンジする人が増えた印象です。ペンライトは1人3本までもって良いそうです(清水さん公認)。

レビューショーの演出は江田さんとのこと(ここにも清水さんの愛が!)

 

始めに30-DELUXメンバーの殺陣ショーがあります。これもまたすごい。一糸乱れぬ動きなのにキレがある。そして迫ってくるような圧。すぐに終わってしまうのがもったいない。

1曲分くらいやってほしい。

センターの大山くんの動きが抜群に良いです。個人的には大成くんの殺陣が好きです。

みんなカツラ、メイク落として着替えてくるから一瞬誰が誰かわからなくなります。

 

一瞬の暗転と沈黙があって、ライトが当たるとそこに宇宙の5人が登場!

上下白のスーツにスパンコールとレースがついている。タイの形はそれぞれ違う。

そして鳴り出す初のオリジナル曲「Shine」のイントロ。前へ歩き出す5人…

まさか外部舞台でこんな姿が見れるなんて夢にも思っていなかったので、初回は泣きました。泣くでしょう。エイリアンなら泣くよね。初のオリ曲なのに振付が全然キャッチーじゃなくてガンガン踊るのよ。一緒に踊れない、でもかっこいい!

大サビでは全出演者が出てきてみんなで踊ります。はい、宇宙Sixの振付をそのまま踊ります。すごい、妥協一切なし。大人メンバーの皆さんもキレッキレに踊ってて、はあ、素敵。カンパニーみんなで踊ってフィナーレって天才か。江田剛様か。

 

上から紙吹雪が降ってきて最大級に幸せな気持ちになって終了です。

舞台後の余韻てすごく大事で、終わりよければすべてよしではないけど、幸せな気持ちで帰路につけるかって印象を大きく左右すると思うんですよ。

そうゆう意味でもこの舞台はショーとして大成功だし、こんな幸せな気持ちをくれて大大大感謝です。

 

チケット情報

じつはまだ大阪公演が残っています。4月5日~4月8日 近鉄アート館にて。

チケットは完売しましたが、当日券があるので興味のある方はぜひ挑戦してみてください。当日券は抽選方式で、東京会場の場合は100名前後並んで10~15名くらいが当選していたようです(Twitter情報)。

詳しくは公式HPをご覧ください。

http://30-delux.net/squad/qa.php

最後に

本当は30-DELUXのメンバーのことやグッズのことも書きたかったのですが、そろそろ腕が腱鞘炎になりそうなので終わりにします。

ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。

スクアッドが宇宙Six、そして30-DELUXにとってかけがえのない経験になること、そして怪我なく無事に千秋楽を迎えられることを願っております。

できれば再演、そして次はロングランでの公演をお願いします。スクアッドサイドストーリーも期待してます。