泣いて笑って夢見る明日

嵐、宇宙Six、A.B.C-Zを中心としたJ事務所のコンサート、舞台活動のレポとオタ活情報

自担一筋10年の嵐ファンが松本幸大くんを好きになるまで

どうも、友人からは「事務所担」と言われ、年間50公演近いジャニーズ現場に足を運ぶジャニオタです。ジャニーズエンターテイメントの存続とさらなる発展を願い、日々貢ぎ続けています。

現場には節操のない私ですが、10年間どんな現場に行っても自担と呼べるのはただ一人だけでした。私をジャニーズに導いてくれた嵐の相葉さんです。

相葉さんの「どんな時も人前に出るときはアイドルでいる」というスタンスが好きだし、涙や悔しさを笑顔に変えられる強さが好き。みんな自分の中の理想のアイドル像があると思いますが、私の場合はとにかく「アイドルを貫いている」人にめっぽう弱い。

この文章は10年以上相葉さん一筋だったことが自慢だったのに(自己満)、急に「掛け持ち」なんていう新概念を持ち込み、さらに「Jr.担」という「決して入っちゃダメってお母さんに言われたでしょ!」レベルの深い森の奥にいつの間にか入って逃げられなくさせた松本幸大くんへの自分勝手な恨み節です。

なにがどうしてこうなった。

 記憶がまだクリアなうちに原因を究明して、再びこの深い森に迷い込まないようにするため書き留めておこうと思います。

 

1)相葉雅紀の舎弟

今でこそ「兄貴会」や「相葉会」など事務所の後輩たちとの交流が聞かれる嵐メンバーだけど昔は後輩とのエピソードなんてほとんど無くて。というか嵐以下がYou & J世代だから関ジャニ∞はほぼ同期だし、KAT-TUNやNEWSはちょっと離れる。そして嵐メンバーもそんなに社交的じゃないので、事務所エピソードと言えば面倒見のいいTOKIOやV6など先輩とのエピソードがちらほらあるくらいだった。

相葉さんの口から出るプライベートでお付き合いのある事務所の人は松兄くらい。たまにヒナちゃんとか。自称友達が少ない男。しかも同じエピソードを何度も繰り返す。松兄のお迎え時間に起きた話は擦りに擦ったなあ(最近は横山くん、風間ポンが加わりました)。

そこでキラリと光る松本幸大くんの存在感。相葉さんが特定のJr.と仲がいいのも珍しい上に、年に2~3回は松本幸大くんと一緒にでかけたエピソードがぶっこまれるの。「銭湯に行ったよ」「一緒にトレーニングしたよ」「うちで鍋パーティーやった」。内容が可愛すぎる上に貴重な相葉さんのプライベートシーンにいつもいる松本幸大。もちろんふぉ~ゆ~や他のJr.の名前があがることもあるけど圧倒的な松本幸大率。あれ、これもう2人付き合ってる?ってなるわけですよ(ならない)。

好きな人が仲良くしてる人。これは気にならないわけない。さっそくインターネットで画像を検索。

 

「な、なにこのチャラさわやかジャニーズ顔男子は!」

 

このかわいい男の子と相葉さんが街を歩いてるの?眼福すぎるでしょ。それから嵐のコンサートの度に「松本幸大くん、今日も元気に相葉さんの舎弟やってる?」とチェックするようになるのはこれ必然。だって変なゴシップとかになるくらいなら、Jr.くんが番犬でいてくれた方がずっと心強いじゃない。いま思えば松本幸大くんを番犬扱いしてごめんよ。そしていつもありがとう。

 

2)2015年今井翼くんラジオ to baseへの出演

ツイッターか何かで松本幸大くんが今井翼くんのラジオにゲスト出演することを知り、この時すでに松本くんに身内感を持ってたので「聞いてみよう」とラジオをONに。

 

「みなさんこんにちはー!フフフ。はじめまして。ジャニーズJr.、MADに所属してます。松本幸大です。」

 

えーーーー!えっ!

声が!良い!!!!

 

ビジュアルから勝手にチャラい、ちょっと崩れた話し方をする若者を想像してたのに。話し方が落ち着いてる!一体いくつ?!もうアラサーの落ち着き!(松本幸大くんこの時25歳)そしてJr.舞台班はみんなこんなに喋りがしっかりしてるのね!という驚き(のちに舞台班でも例外はいると判明)。

そのあとの翼くんとのやり取りも礼儀正しい。安心感しかない。いやー、あのビジュアルでこの声と話し方はやばい。相葉さんのレコメンスタッフに加わりませんか?矢野くんポジとかで(当時)。相葉さんと仲良くしてるの推せる。推せる理由しかない。これからもひとつ、相葉さんをどうかよろしくお願いします(誰目線)。

この時から「松本幸大くんなら大丈夫、任せられる」という彼に対する謎の信頼感が生まれる。

 

3)2015年11月「松本幸大 with ジャニーズJr.」

MADは歴史が長いグループなので増員と脱退を繰り返して、今は松本幸大くんと池田優くんの2人で活動してたことは知ってた。ふぉ~ゆ~やThey武道も含めたぐちゃっとした経歴も。

池田くんの退所を知り真っ先に心配したのは松本くんの進退。ずっとグループでジャニーズJr.をやってきた、決してフレッシュジュニアとは言えない松本くんが1人で魑魅魍魎のJr.の世界に放りだされる。

 

松本くんも辞めてしまうかもしれない。辞めてもおかしくない状況だった。

 

後に松本くんが自身のブログでこの時のことを「14人いたのがいつの間にか一人になっていて」「今まで一緒にやってきた仲間と離されていくのを感じて正直悔しかった」「Japonismツアーを前に一人でどうしたらいいか悩んでいた」と語っている。

 

2015年11月16日 嵐 Japonismツアー初日 名古屋ドーム公演

松本くんがその舞台に立っているかどうか、家でじっとレポを待っていた。 

 

松本くんはステージに立っていた。

松本幸大 with ジャニーズJr.として。

 

よかった。心底ホッとした。彼はまだ続けることを選んでくれた。

その後の札幌公演で本人の姿を見たときはその風景の美しさに心が揺さぶられた。ひとつはThey武道の存在。They武道の3人は松本くんを一人浮かせないために4人のフォーメーションを作って踊っていた。メインステージで何度も松本くんに絡んで彼の居場所を作っていた姿にThey武道は優しい人たちの集まりだと伝わってきた。

2つ目に松本くんの背中を押したであろう嵐の存在。今までと変わらず沢山の曲でメインバックとして付けた以外にクライマックス前にセンステに松本幸大くんが一人で薙刀を披露する場面がある。真っ暗になったドームの中心に立ち、自分のためだけに照明が使われ、5万人の視線がすべて松本幸大くんに注がれる。一介のJr.に対する破格の扱い。

この時、悩んでる松本幸大くんに対して「潤くんから声をかけて相談に乗ってくれた」という事実。1人になっても、何歳になってもステージに立ち続けると決めた松本幸大くんに対する嵐からの最大のエールであり、いままで嵐としっかり関係を築いてきたことが分かる。見てる人は見てる。そのことがどれだけ勇気になったか。嵐はやっぱりすごい。

 

4)2017年4月 宇宙Six単独コンサート(シアタークリエ)

もうすでに松本幸大くんが自分の中で「隣のお家の良くできた息子さん。毎日部活を頑張ってるみたいで応援したくなっちゃう。焼肉とか好きかしら。お腹いっぱい食べさせてあげたいわ。」な立ち位置(どんな)になってる中、宇宙Sixとしての初めての単独コンサートを運よく1公演見ることができました(まさかの当日券当選)。

今までは自担越しにしか見たことがなかった松本くんを初めて1人のアイドルとして見た。

これまでの経緯からこの人は普通じゃないなとうすうす感じてはいたけど、とんでもないアイドルモンスターがそこにいた。

歌もダンスも完璧にこなしながら、絶えず客席を見て表情を変える。流れるようにファンサービスをする。彼が頷くたび、手を振るたび、ファンが一人ずつ落ちていくのが空気でわかる。そしてそのファンの姿をエネルギーとして吸収し、さらに輝きを増す生き物がそこにいた。

今まで見たことのないタイプのアイドル。6人いるのに自分だけ違う世界でファンとのユートピアを形成しているような独特な存在感。かといって調和を乱しているわけではなく、あくまでさりげなく、でも確かにそこに存在する異質な魅力を放つ深い森。

 

その瞬間、覚悟した。

この人を応援する。この人の行く末を見届ける。100%の自己責任で自らこの甘やかで深い森の中に足を踏み入れる決意をした。

 

ステージに立つ彼の姿に覚悟を感じたから。宇宙Sixとかジャニーズとかじゃなく、アイドルという職業に人生をかけている。その覚悟を感じたからこちらも覚悟しないと。隣の息子さんじゃない。当事者になるんだと。

松本くんがどんな性格で、どんな生活をしてるのか。趣味や特技も何も知らなかったし、今でも必要以上は知らなくていいと思っている。ステージにいる彼が全てだし、逆にプライベートをステージに持ってきた日にはさっさと降りようとすら思っている。

ただ、私は見たくなった。松本幸大という人間がアイドルという舞台の上でどんなストーリーを紡いでいくのか。その結末までも。

松本くんのファンは彼のビジュアルやダンス、丁寧なファンサービスが好きな人が多いのかなと思っている。それでいいし、もしこのブログを読んで少しでも興味を持ってくれたのなら、気軽な気持ちで彼を気にしてくれたらとても嬉しい。ファンが増えることは必要だし、そのことが彼を変えさせる。その姿を私は見たい。

 

勿体ないといつも思うのは、そうやって命を燃やしてキラキラ輝いている姿を多くの人にしっかり見てもらう機会がほとんどないこと。15年のキャリアが魅せるアイドル性、現場強さ、安定感、そういったものが多くの人の目に触れる機会が本当に少ない。

 

だからこそ、もし芸歴の長いJr.はどんなものか興味を持った人は一回、一回のチャンスを逃さないでほしい。プレゾンを一度も生で見れずにDVDを貪る私みたいな亡霊になる前に。

 

 

そうです、ここからがこのブログの本当に伝えたいことです!!

 

なんと!

 

松本幸大くんが出演する外部舞台「Cactus Flower」が11月10日から始まります!!!!

www.stagegate.jp

 

舞台班として数々のジャニーズ舞台を支えてきた松本幸大くんが満を持して外部舞台に挑戦。キャストは6人のみ。その4番目にクレジットされています。

中年の色気あふれる吉田栄作さんを主役に、元宝塚雪組トップスターの水夏希さんなど演技派の中で唯一の若い男子として揉まれる幸大くんが見れる予定です(まだ幕が開いてないので予定)。

 

会場はDDD青山クロスシアター。客席が近すぎるで有名なクロスシアターだよ。最後列でも演者の足元までしっかり見れるし、見学なんて来た日には一瞬でばれるよ。

 

「え~、でもそんなに狭いんじゃもうチケットないでしょう?」

 

そ・れ・が!

あるんです奥さん!

 

一部日程ですが一般でもまだチケット買えます。またはツイッターなどで譲り出てるので探してみてね。大阪、静岡公演もあります。

 

「出演者の中で僕が一番“あの子誰?”って感じだと思うから。今が底辺なぶん、あとは上がるしかない!っていう気持ちでくらいついていきたい」

この舞台に対してこんな健気なこと言ってるんですよ。あなたの豊富な舞台経験をもっと誇ってもいいのよ…と母性本能がうずうずします。

 

舞台の中ではメインのイゴールとして女の子相手にグイグイ行く役(!)のほかに2役やるそう。一つは踊ったりする役(やった!)と、松本幸大史上やったことない役(なにそれ)らしいので、どうぞみなさんお越しください。

 

DDD青山クロスシアターは渋谷からも表参道からも徒歩5分くらいの場所にあるからアクセス抜群だよ。

 

ということで宣伝も含めた松本幸大語りをしてみました。こうゆう「私が○○に落ちたわけ」みたいなブログは読むのは好きだけどまさか自分が書くことになるとは思ってもみなかった。友人にも「なんで担当になったか分からない」と話してたし、使命感にかられたとしか言いようがない。

需要ゼロかもと思いながらキーボード叩いてるのも、幸大くんが発する謎の庇護欲が刺さりまくるからであって。何かしたい!って気にさせられるんですよね。てか幸大くんに限らず宇宙Sixは「何かさせてホルモン刺激ホルモン」が強すぎる。

 

素敵なグループがたくさんあるジャニーズの世界で、自分が心から応援したい!と思うグループに出会うのは意外と難しい。数々のグループの現場に足を運んだけれどアイドルが魅力的なのと自分が応援したいと思うのは別物で。だからこの縁が続く限りは松本幸大そして宇宙Six物語の当事者として思う存分楽しもうと思ってます。

 

みなさん、カクタスフラワーの会場でお待ちしてます!