泣いて笑って夢見る明日

嵐、宇宙Six、A.B.C-Zを中心としたJ事務所のコンサート、舞台活動のレポとオタ活情報

THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE Re-FEVERレポ

中学生の頃、ジャニーズJr.になりたかった。

分かりやすいキャッチーな音楽に合わせて楽しそうに体を揺らせてる同年代の男の子達が羨ましかった。もちろん、女の子はジャニーズに入れないということは理解できる年齢だったから、本当にジャニーズJr.になれるとは思ってなかった。

それでもTVの前で何度も何度も巻き戻しをして振付を覚えたし、いまでも振付を覚えるときは反転せずに対面で見るクセが残っている。

住んでいるところから通える距離にダンス教室もアクロバット教室もなかった。そのうち部活に熱中するようになり、そんな些細な夢もどこかへ行ってしまった。残ったのはやたらノリの良いコンサート大好きなただの一般人。

 

THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUEはそんな大昔の少女の夢をかなえさせてくれる場所だった。

 

そして「ダンスが好き」「ダンスが楽しい」という単純な真実を、これでもかというくらいシンプルに伝えてくる透明で純粋な気持ちがあふれる空間だった。

 

ジャニーズを応援するスタイルはたくさんある。演出を楽しむ人、自担だけをひたすら追う人、ファンサを貰いたい人。

もし、「ジャニーズの音楽が好きで、その空間で騒ぐことが好き」という人がいたら1000%見てほしい舞台。

それがTHE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE。

 

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THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE Re-FEVER/SPOT3

 なんと公式でMVが配信されているのでぜひご覧ください!Re-FEVERに合わせて増えた新曲。めちゃくちゃかっこいいです!


THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE Re-FEVER/PV

 

 

品川プリンスホテル クラブeX

まずその会場。見てください、この重厚感あふれる入口。まさに大人の遊び場の入口といった風情。

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お客さんの年齢層も高めで百戦錬磨のジャニオタが行き着く先って雰囲気がプンプンします。一人参加だったので慣れてる風のお姉さま方にビビる。

でもドリンクに並んでいたら「他のドリンクは取っていいんですよ」と教えてくれたり、バンダナの結び方に手間取っていたら手伝ってくれたりと良い方ばかりでした。

そしてこのお姉様達が公演が始まるとめちゃくちゃノリが良くなるのが最高だった。

 

この公演ではドリンク提供がありなんとアルコールも飲めるんです!(アルコールはビール、赤ワイン、白ワインの3種類)。座席まで持ち込めるので公演を見ながらお酒を飲んでもOK!(ただし、座席が狭いのでこぼれ無いように注意が必要。一部の席をのぞいてテーブルもない)。

ほろ酔いでノリの良い音楽で踊れるなんて素晴らしすぎる。

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トイレも広くてパウダールームもしっかりある。

なにより半円形舞台が良い!ぐるっとステージを取り囲むように配置された客先なので熱気が渦巻くように広がっていくのが楽しい。

プロフェッショナルと一緒に踊る

 参加メンバーはジャニーズしか分からない状態で見に行ったのですが、他のメンバーも気になって調べたら、その世界では有名な方々ばかり。皆さんのすごく気さくな雰囲気に騙されました。

「踊りたい人~!」の声にまんまと手を挙げたのでダンサーさんに連れられてフロアで一緒に踊ることができました。

ダンサーさんは笑顔で振付を教えてくれる、「いいよ!」とほめてくれる、なんなら一緒に肩もって電車ごっこもしちゃうという距離の近さに「優しいお兄さん達だなあ」なんて思ってた私のバカ!後でマドンナの後ろでも踊ってた方と聞いて、肝が冷えました。

 

フロアで踊ってる時は「楽しい!!」だけで全然意識してなかったのですが、MC回している文一くん以外のジャニーズメンバーもフロアで一緒に踊るんです。屋良くんが振付をみてくれたり、前田くんが拍手してくれたりするんですよ。運が良ければ肩をつかんで電車ごっこですよ。おかしい、私の知っているジャニーズじゃない。え?あの屋良くんが?私に?え?

しかも、もしも見学ジャニーズが1階にいたらフロアに引っ張りだされると聞いて、現役バリバリジャニーズと、しかもプライベートモードと踊るなんて。冷静に考えれば考えるほどあり得ない空間ということに後から気付いて眩暈がしそうです。

 

フロアに出る出演メンバーは6~8人くらい。呼ばれるお客さんは20~30人くらいでしょうか。もし通路に出やすい席だった時は、その時だけ羞恥心を投げ捨てて、絶対にフロアに出た方がいいです!こんなチャンスは一生ないかも。

ちなみに、最前列の人は有無を言わさず参加することになります 笑。

 

屋良くんの隠しきれない存在感

前述したとおり、ジャニーズ以外の出演者の方もそうそうたる面子で数々の舞台の経験がある人ばかり。もちろん屋良くんがボーカルでセンターの事が多いですが、構成自体は全員横並びで盛り上げるようになっています。

それでも屋良くんは大勢に紛れていてもすぐに見つけられる、誰よりも目を引く存在でした。

「ダンスが上手い」「顔がかっこいい」の次元ではなく自然とその人を見てしまう、気になってしまう。そういった主役のオーラが屋良くんをまとっていたのが印象的でした。

そして、カンパニーが屋良くんの求心力に反応するようにきゅっと団結している姿が見ていて気持ち良かった。みんなが屋良くんを信頼していて。屋良くんもみんなを信じていて。想いを共有しているカンパニーの雰囲気が会場を温かく包んでお客さんにも伝染していく。

世界の浜中文一

僭越ながら文一くんのことはEndless SHOCKで拝見したのと、ABChan Zooでパンチのあるキレ芸をする人、あと少クラでやりたい放題やってる人のイメージしかなかったのですが、すごかった。ジャニーズからこんなすごい人出るんだってくらいすごい。すごい。マジですごい(語彙力の消失)。

 

「世界の浜中文一」の名に恥じない世界に誇るジャニーズの宝、浜中文一。

 

好き勝手やってるように見えて、誰一人傷つけない語彙力。

好き勝手やってるように見えて、公演の世界観を決して逸脱しないバランス感覚。

好き勝手やってるように見えて、確実に心をつかんでいく隠しきれない優しさ。

 

めちゃくちゃかっこいい人だった。浜中文一と出会った人はみんな彼を好きになってしまう。彼からのレスポンスは無くていい。勝手に好きでいさせて。そう思ってしまう。

 

二人のジャニーズJr.

リチャードくん、前田くん共に生で見るのは初めて。二人ともダンスが大好きで「THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE」が大好き!という気持ちがたくさん伝わってくる。それをみているこっちも楽しくなる。

 

リチャードくんはそのビジュアルからかいるだけでワールド感が増していいね!そしてビジュアルに違わず踊りがバッキバキで一気にUSA度アップ、客席のボルテージもアップ!後ろの方の席だったからダンスの全体が見れなかったのが残念。もっとちゃんとみてみたい。サックスが似合う。

 

前田くんはバリバリダンスしてます!ラップしてます!な出演陣の中で唯一普通っぽいところがアクセントになっていて。ニコニコと客先を煽る姿もかわいくて、適度にチャラくて。顔立ちもクセの無いさわやかイケメンなのでカンパニーのよき清涼剤になってた。フリースタイルラップには驚いたけど、あんなにスラスラとラップが出てくるのすごい。素直にすごい。

 

屋良君の頭の中

「ジャニーズが他のプロフェッショナルと混ざり合う」ということの意義をこの公演を見てしみじみと考えてしまった。

ジャニーズ事務所はいい意味では活躍の場所がたくさんあり、素晴らしい先輩がたくさんいて、事務所に守られている。その半面「井の中の蛙大海を知らず」になる危険性も含まれている。昨今のJr.のあれこれなんかを見ていると特にそう思うことが多い。

 

屋良くんは10代のころからジャニーズの枠を飛び出して自ら外部環境で学ぼうとしてきた人だし、そういう精神の延長線上に今の活躍がある。

 

「みんながダンスを好きになってほしい」

屋良くんのその言葉にはジャニーズメンバーだけでなくジャニーズを応援しているファンも、様々なパフォーマーに触れてもっと感性を磨いて。見る側・踊る側どちらになったとしてもダンスの楽しさが広がってほしいといった思いが込められているように感じた。

 

そして屋良くんに伝えたい。

「みんながダンスを好きになってほしい」と言ったけど、違うよ。私たちはもともとどこかでダンスが好きだったんだよ。踊れないけど好きだったんだ。叶わなかった、いつの間にか消えてしまった。そんなささやかな願いがかなえられる場所を屋良くんが用意してくれた。その場所がヤングラブディスコティックだった。

 

この舞台を見た人達は自分の中の「踊る」ということに少なからず影響を受ける。そんな内容だった。客席のひとりひとりがこれからどんなスタンスで「ダンス」に向き合っていくのか。それを見届けるためにも、ぜひこの「THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE」を続けていってほしいです。

 

最後にかっこいい公式動画をペタリ。

Re-FEVERの新曲に合わせたダイジェスト映像は客席と一体になっているのが楽しそう~!


THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE Re-FEVER/PV2

 

こちらは代表曲のMVです。ノリノリ!

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