『Jr.といえど、1人の人生。そこに責任を持つからには、僕自身も覚悟を持たなければいけない。これはゲームではないから、本気で挑まなければいけない。そこで出した答えが引退してプロデュースに専念する事でした』
(滝沢秀明氏引退コメントより)
「滝沢プロデューサーの中のJr.には宇宙Sixは含まれていなかったんだな」
今日の報道を見て何ともいえない虚無感に包まれた。Snow Manと向井くんとラウールくんのためだけに行われた人事。そこに巻き込まれる人、最大に被害を被るであろう宇宙Sixのことも考えられてるとはとてもじゃないけど思えなかった。
どうして。
They武道は、MADはずっとあなたの後ろで踊っていたのに。露出が少なくても、後輩に順番が抜かされても、あなたのそばでひたむきに頑張っていた姿を見ていなかったのかな。彼らがどれだけ悩んで宇宙Sixを作り、メンバー脱退を乗り越え、やっと、やっとの思いで5人の形を作ってきたのか知らなかったのかな。
彼らだって人生に本気だった。だからこの1年弱、必死に合宿をして、「グループに還元できるように」って個人仕事を最大限にこなして。ケンカもしてぶつかりあって、時には怪我をした身体を引きずってステージに立っていた。それでもあなたの目にはSnow Manしか、少なくとも目黒くんしか見えていなかったのでしょうか。
一度も宇宙Sixのパフォーマンスを見に来たことが無い人にそんなことを言っても無駄でしょうか。
林くんが脱退した時、宇宙Sixのメンバーは出来うる限りの方法で自分の気持ちを伝えてくれた。林くんが「自分の意志だ」と明言してくれたから。それを葛藤しながらも受け入れたとメンバー達が言ってくれたから。「5人の宇宙Sixを絶対大きくするから応援してほしい」って言ってくれたから。だからファンは惜しみながらも5人の宇宙Sixを応援することができた。
その時に1番にファンにメッセージを伝え、自ら宇宙Sixファンの窓口になって安心させてくれたのが目黒くんだった。いつだって宇宙Sixをファンを大事にしてくれていた。そんな目黒くんが、そして宇宙Sixメンバーがこんな人事を前向きに受け入れたなんて誰が思うのか。
そりゃ、目黒くんは滝沢くんを尊敬しているから。尊敬している人に薦められた人事を望む望まないに関わらず断らないよ。断れないよ。事務所の怖さと偉大さは宇宙Sixに入って嫌というほど感じていただろうし。でもね、想像しちゃうんだ。このことを宇宙Sixメンバーに話す時の目黒くんの辛さを。そのことを聞かされるメンバーの痛みを。「自分たちが引き抜いたから」って大事に大事に育てて可愛がってきた目黒くんが巨大な力によって無理やりに連れていかれてしまう痛みを。
彼らからまたメンバーを奪うのか。しかもよりによって滝沢くんが。
Snow Man担も言いたいことはたくさんあると思う。6人がいいとか、他のメンバーがいいとかそうゆう意見は出て当たり前。でもさ、いいじゃん。人数減らないじゃん。大好きな6人は変わらずSnow Manとしてそこにいて、横アリ単独だって映画だってあるし南座でも新橋演舞場でも6人の姿は見れる。何より事務所がSnow Manのことを考えてくれている、つまりもっと明るい未来があるかもしれないという希望がある。いいな。心から羨ましい。
別に宇宙Sixにスノストトラと同じくらい現場をくれとか、ハイビーみたいにデビューを見据えてくれって言ってるわけじゃない。ただ、分かってほしかった。彼らの頑張りを愛してほしかった。こんな弱者から金目のものだけを奪いとる地上げ屋みたいな方法じゃなくてさ。
ジャニーズJr.を応援してる以上グループにこだわるのは良くないというのはわかっている。宇宙Sixでデビューしてくれとか思っているわけじゃない(いや、ちょこーっとは思ってるけど)。メンバーが幸せになるなら、本人たちの望む姿がそこにあるなら、宇宙Six解散だっていい。ちゃんと本人達が話し合って納得してその未来に希望があるなら。
目黒くんがきちんと宇宙Sixに別れを告げて次の道に歩き出せる。ファンもちゃんと送り出してあげられる。そういう方法は少しも考えられなかったかな。
「兼任」
宇宙SixでありSnow Manである。そして宇宙SixでもなくSnow Manでもない。
双方のグループの期待と不安を背負いながら慣れない環境で常に批判の目にさらされる。
宇宙Sixのお仕事でも相当苦労して無理してひたすら走ってきた目黒くんを知っている。それでも宇宙Sixはオリジナルメンバーだったから。ゼロからグループを作るのとすでに完成されているSnow Manに入るのではワケが違う。仕事量だって違えばパフォーマンスの方向性だって違う。更に苦労するのは目に見えている。
今回の加入が目黒くんにとって吉と出るか凶と出るかはわからない。ファンはだだ「体に気を付けて、おいしいもの食べてゆっくり休むんだよ」とおっかさんになることしかできない。
きっと目黒くんは「せっかくもらったチャンスだから、絶対成長してみせる!」とかいうんだろうな。それがまた嬉しいし悲しいよおっかさんは。
それでも、希望を捨てきれない自分がいる。滝沢歌舞伎ZEROが終わったら「元の体制になりました」って戻ってきてくれないかな。「Snow Manもいいけどやっぱり宇宙Sixで頑張りたいから」って宇宙Sixパーカーを着てくれる日を願ってもいいかな。
それまで、最後のその日が来るまで、目黒くんが帰れる場所として宇宙Sixを守っていけるように頑張ってもいいかな。
最後に、新しい場所で頑張ろうとしている目黒くんにあるメッセージを送ります。32歳の櫻井翔くんが17歳の自分に宛てた手紙の一部です。
がんばれ、めぐ。がんばれ、宇宙Six。そしてたくさんありがとう。これからも。
どうか頑張ってください。
「無理しないでね。」
人は言うかもしれません。
死ぬほど無理してください。
別に死にゃしないから。
こっちも未だに、
“これで本当に良かったのか”
わかっていません。
でも、まあ・・・。
“悪くはないかな”って
ところまでは来られたよ。
来られるよ。
人生是一方通行。
どうか。
ただ前だけを。
無理しないように。