「いろいろありました」
「でも乗り越えました」
「絶対についてきてください」
「宇宙Sixが好きだしみんなが大好きだ」
「もっと幸せにします」
「ずっとついて来てください」
「宇宙Six絶対売れっぞ!」
「宇宙Sixなめんなよ!」
凄まじいコンサートだった。とても2時間だったとは思えない。体感3~4時間はあった。1曲、1曲がものすごい情報量で1曲でブログ1つ書けるくらい濃い。知ってたけど、4人ともスキルが高くて実力のある人達だって知ってたけど、そんな期待を斜め上から軽く超えてくる。こんな宇宙Six見たことない。まだこんな力を隠し持ってたのか。私はとんでもない人達を好きになってしまったと、少しの恐怖すら感じるコンサートだった。
- 脅威の構成力
- グルーヴとエモーション~サンダーバード、FIRE BEAT、TAKE ME HIGHER、Rocket Spark
- 原嘉孝という奇跡~キミとのキセキ、DayBreaker、SexySummerに雪が降る
- R18指定のコンサート~DIRTY,SEXY,NIGHT、Follow Me
- 8.8からの脱却~UNIVERSE
- おわりに
- おまけ
脅威の構成力
今年4月からの仕事がグループで18本。2019年ジャニーズ事務所のグループで最も多くの公演本数をこなしてきた。ふゆパラがある11月も4人全員が舞台に立っていたし、うち2人はコンサート前日に主演舞台の大千秋楽を迎えた。もう1人は舞台期間中、1人は翌週からミュージカルに主演する。4人が唯一集まれる11月の3日間で行ったコンサートだった。
忙しくて充分なリハーサルの時間が取れないから、舞台公演が終わった後の真夜中に打合せをする。翌日はまた昼夜公演。地方公演の時はテレビ電話を利用して通し稽古を行う。
なのに、それなのに、セットリストのほとんどが新曲で構成されている。オリジナル曲のUNIVERSEに至っては全編殺陣が付けられている。振付も新曲以外は自分たちで考えてるんだよ…一体どこにそんな時間があったの。
ダンス、歌、殺陣、演出、振付、演技、フォーメーション、アクロバット、小道具使い、ラップ、煽り、MC、ファンサ…
どんだけ内製してるんですか?!しかも全部クオリティが高くて、去年のサマパラなんだったん?って思うくらい別物に感じる内容だった。
グルーヴとエモーション~サンダーバード、FIRE BEAT、TAKE ME HIGHER、Rocket Spark
「エモに頼らない」
私はこれができるグループをかなり信頼している。グループに色々あってもそれをお涙頂戴にするのではなく、パフォーマンスで全てを伝えることができる。今回はまさにそんなコンサートだった。
曲の継ぎ目とその間まで計算されている圧倒的な構成力。特にオープニングのサンダーバード→FIRE BEAT→TAKE ME HIGHER→Rocket Sparkの流れは歌詞の内容が連動し物語が上手に紡がれていた。
楽しそうなエイリアンがいる惑星に降り立っつサンダーバード号に乗ったヒーロー達が、歌い叫びながらショーをはじめる。熱い鼓動を信じ高みを目指すその先に、見上げた空には銀河。
ファンとの一体感を感じさせる仕掛けが随所に配置され、その想いに全力で叫び答えるファン。想いと想いがぶつかり合って打ちあがった冬の花火みたいな眩しい景色がそこにあった。
余談だがFIRE BEATが「これは上手い人しか踊れませんよね」な振付で毎回シビれていた。「全員が揃う」よりも「バラバラだけど揃って見える」の方がダンスのスキル的には難しくて、さらにその振付が「早い」よりも「遅い」の方がより難しい。これの典型例がオタクが良く言う「定点とマルチアングル両方くれ」だと思っている。FIRE BEATはまさにそのど真ん中をズバッとついてくるようなパフォーマンスだった。定点とマルチアングル両方ください。
原嘉孝という奇跡~キミとのキセキ、DayBreaker、SexySummerに雪が降る
1人残された彼。大事にしていたはらめぐを自ら断ち切り、8.8後に一時はグループ脱退も考えていた。その原くんが「宇宙Sixが大好き、みんなのことが大好き、幸せにするから、ついてきてください」と涙を流す姿。ふゆパラの打ち上げでも嬉し涙を流し続けた。
ああ、宝物だ。この原くんの涙は宇宙Sixの宝物だ。
自由すぎるお兄ちゃん達でごめん。まだ若いのに頼りすぎてごめん。宇宙Sixを背負わせすぎてごめん。その何倍も何百倍もありがとうを伝えたい。
原「みんなの気持ち僕たちに届いてます。その倍、5倍、10倍…いやそんなんじゃ足りない。100倍にして返してやるよ!」
その気持ちそっくりそのままお返ししますから!
原くんが無所の頃にMVに参加した「キミとのキセキ」、宇宙Six結成時から歌いたいと声を上げていたが毎回セトリ落ちの「DayBreaker」、宇宙Six結成当初に希望を出すものの雰囲気に合わないとお兄ちゃんズに却下された「SexySummerに雪が降る」。
宇宙Sixが3年かけてたどり着いたこのふゆパラは、原くんのストーリーでもあった。
R18指定のコンサート~DIRTY,SEXY,NIGHT、Follow Me
亀梨くんソロコンの時、舞台上でエアS〇xをしていた宇宙S〇xも完全に放送コードアウトだったけど、今回のKAT-TUNコーナーもといエロパートもかなりイカレてて最高だった。見学の関係者の方が「響き渡る女性の阿鼻叫喚」を表していてまさに字のごとく。そこにはいい歳した男が4人立ってるだけなのに各々がいたしているという怖さ。あれ1メートルの近さで見たファンは魂戻ってきてますか?大丈夫ですか?
一応二桁に届くくらいの年数はジャニーズを見てきているが、その中でも群を抜いてエロい。そしてプロい。各自が外部舞台で磨いてきた表現力(と恐らく人生経験値)を全開で放出。蛇口完全に壊れてた。
コンサートでの体感値の10分の1くらいのエロさですが、宇宙Sixさんまさかのエロコーナーの一部をISLAND TVに載せちゃったので興味のある方はこちらからどうぞ。
8.8からの脱却~UNIVERSE
深い傷を残した8.8。今回はこれからの宇宙Sixをどうしていくか、どう応援するか、メンバーとファンの双方が試されるコンサートでもあった。「信じてるけど不安」、そんな感情を見事に断ち切ってくれたのがUNIVERSEだった。8.8の5人の壮絶なUNIVERSE。実際には5人のUNIVERSEはこれまで4回しか披露されていないが、だからこそ貴重であり記憶に残っている。
江田「8.8ぶりにやるから違う形にしたかった」
彼らの得意分野である殺陣をぶつけてきて、全編殺陣で構成される脅威のトランスフォーム。強い。この人達はとてつもなく強い。5人も、ましてや6人のことも全部まるっと飲み込んで成長する強さを持っている。
6人時代のオリジナル曲「Shine」に”6つの鼓動”という歌詞がある。
5人時代のオリジナル曲「Rocket Spark」に”5つ星の誓い”という歌詞がある。
宇宙Sixの中では6も5も4も正解で、今はここにはいない2も含めて宇宙Sixだと。ステージの上には、これらの曲の中には間違いなく5も6もいるんだと思うと愛おしくて仕方なかった。
おわりに
情報量が多すぎてまとめるのに1か月以上かかった宇宙Sixのふゆパラ。これでも書きたいことの3割くらいでかなり内容を削りました。あれも、これも、それも、あそこも…無限大に語れる。でも全部ぎゅっと圧縮してビックバン起こした先に残ってるのは「楽しかった!幸せ!」これだけ。これってきっと宇宙Sixがファンに求めることの1番の大正解でその気持ちがずーーーっと残り続けてることが何よりのプレゼント。
宇宙Sixは4人になった。
最高で最強の4人になった。
宇宙Sixの新たなストーリーがここから始まる。
楽しかった!幸せ!
(補足)
こちらはこの顔を見るために応援してきたんだ、と心臓をぎゅっとされるふゆパラ終了直後の楽しそうな宇宙Sixさん(&泣きそうな原くん)。
おまけ
セトリと原曲と衣装、現在わかってるだけの振付の情報を載せておきます。
曲名 | 原曲 | 衣装 | 振付 |
オープニング | ロケスパ ピンク |
原(セリフ) | |
サンダーバード | V6 | 山本 | |
FIRE BEAT-Remix- | Kis-My-Ft2 | 山本 | |
TAKE ME HIGHER | V6 | ファンサ | |
Rocket Spark | 宇宙Six | 山本 | |
和コーナー | メンカラ和装 | ||
Vanilla | A.B.C-Z | ||
UNIVERSE | 宇宙Six | 殺陣 | |
祈り(江田ソロ) | Kis-My-Ft2 | 山本 | |
花の舞う街(松本ソロ) | 上田竜也 | 赤ダッフル サングラス |
ペンラ演出 |
花言葉 | A.B.C-Z | 白上下 | 江田 |
キミとのキセキ | Kis-My-Ft2 | オリジナル | |
One Love | 嵐 | オリジナル | |
喜びの歌 | KAT-TUN | ファンサ | |
Day Breaker | エビキス | ファンサ | |
MC | |||
Make My Day | 宇宙Six | 日替わり | 塚田 |
InaZuma☆Venus | A.B.C-Z | オリジナル | |
コバルトブルー(原ソロ) | 坂本昌行 | 白パーカー | |
Sexy Summerに雪が降る | Sexy Zone | 赤サンタ | オリジナル |
メリークリスマス | 二宮和也 | ||
Oh! my darling(山本ソロ) | 山田涼介 | 白シャツデニムネクタイ | |
DIRTY,SEXY,NIGHT | KAT-TUN | ジャケット追加 | 江田 |
~Follow Me~ | 亀梨和也 | 白シャツ デニム裸足 |
山本 |
アイノオカゲ | KAT-TUN | ファンサ | |
千年のLove Song | Kis-My-Ft2 | ファンサ | |
Shine | 宇宙Six | 青UNIVERSE | 江田山本 |
アンコール | |||
Yes?No? | 嵐 | 原サンタからのメンカラ Tシャツ |
山本 |
Make My Day | 宇宙Six | ファンサ | |
ダブルアンコール | |||
手を伸ばせ | 亀梨和也 | ファンサ |